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2023/12/9

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SNS集客

SNS集客セミナー その4

この記事を書いた人

日本ビルダーズ / 住宅会社グループ代表

木越宏之輔

1979年生まれ。25歳で平秀信先生に憧れて上京し(株)インプロビックに入社。その後28歳で廣田康之氏率いる(株)子育て安心住宅に入社し住宅営業を始める。同社にて常務取締役を経て2017年子育て安心住宅&デザインラボ設立をきっかけに代表として赴任。初年度に1人で34棟/年受注。2020年(株)日本ビルダーズ特別顧問就任。

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ここでは、Instagram広告についてお話しいたします。

Instagram広告は、まず費用がかかります。広告宣伝のために費用をかけ、Instagramの広告機能を利用します。

これまでお伝えしたのは、フィード投稿、リール投稿、ストーリーズ投稿といった自然な形での情報発信方法でした。そして、4つ目に位置づけられるのが「Instagram広告」です。これは、設定した広告予算の範囲内で、Instagramユーザーの画面に広告を表示する仕組みです。

簡単に言えば、予算を設定してInstagram広告を出稿することで、指定したユーザーに広告を表示できるという仕組みです。お金をかけることで、Instagram広告の機能を利用することが可能です。

これまでは、URLを投稿内に挿入するなど、電話番号をテキストに含めることが、イベントへの参加手続きにおいて一般的でした。

一方で、Instagram広告は、投稿をタップすると自動的に写真や動画から企業のウェブサイトやイベントページにアクセスできるという利点があります。これがInstagram広告の魅力の一つです。

広告の費用

Instagram広告の費用には具体的な金額が設定されていません。自由に金額を設定できるのが魅力です。最低500円から広告を掲載できますが、通常の広告投稿はおおむね10万円以上をかけて行うことが一般的です。

予算を設定した場合、InstagramのAIがそれに基づいてクリック単価を自動的に判断し、設定した予算内で広告が表示されます。設定した予算を超えることはありません。

たとえば1万円を設定した場合、1万円以上の料金がかかることはなく、AIが広告を最適に表示する方法も判断してくれます。

広告表示はオークション形式となっており、先程説明した興味関心、関係値、最新性の3つのアルゴリズムが重要です。金額と品質の高さが考慮されます。単に広告を出すだけでなく、アカウント全体の投稿も重要です。ユーザーとの対話があればあるほど、予算に対して広告が表示されやすくなります。

要するに、Instagramを効果的に運用しているアカウントほど、広告が目に留まりやすくなるわけです。

さらに、広告を配信する対象を指定することが可能です。設定では、年齢や性別、地域などを指定できます。たとえば、年齢設定では、当社では25歳から45歳を対象にしていますが、他の企業ではもっと上や下が対象かもしれません。自社のターゲットユーザーやお客様の年齢に合わせて広告を配信できるのです。

地域に関しても、オフィス拠点からの半径何キロメートルの範囲を設定することができます。例えば、見学会の広告を出す場合、見学会の会場から半径何キロメートル以内に配信することができるのです。

Instagram広告の特長は、これらの詳細な設定が可能であるところにあります。

Instagram広告のメリット:ターゲットを非常に正確に絞り込むこと

年齢、場所、性別などの要因を考慮しながら、写真や動画を活用してアピールすることも可能です。

広告の効果は計測が可能で、クリック数やイベント申し込みの数などを把握し、今回のデザインやプレゼントの画像が反応良かったのかなどを比較検討できます。この情報を元に、広告の戦略を見直すこともできます。

また、低額から広告を掲載できるため、最低500円から始めることができ、手軽にInstagram広告を試すことができるのが大きなメリットです。

従来の紙媒体では広告の効果的な絞り込みが難しく、配布もざっとしか行えませんでしたが、Instagram広告では効果的に絞り込んで掲載でき、その結果単価も割安になる傾向があります。

 実際に管理している広告画面をご紹介いたします。上からざっと見ていくと、弊社ではイベント広告だけでなく、求人広告もInstagramで展開しています。

私自身もこの広告を見て弊社に応募し、面接を経て採用された一例です。Instagramの求人広告は実際に有効な手段となりました。

その他にも資料請求や無料相談の広告も掲載可能です。画像やテキストを変更し、ホームページへのリンク先をイベントページではなく、無料相談や資料請求の申し込みページに設定することができます。イベントごとに管理が可能で、予算の設定や消化状況がリアルタイムで確認できるのは非常に便利です。リーチ数(クリック数)も把握でき、効果的な広告戦略の立案ができます。

画面下部には見学会の広告も掲載されています。見学会は静止画のスクエアと長方形の画像、そして動画の広告の2パターンで配信しています。

静止画の広告は、様々なパターンで工夫しています。

01 写真やテキスト、フォントを巧みに入れ替えながらクリエイティブなアプローチを追求
02 特にプレゼントの写真に関しては、絶対に質の高いものを使用するよう心がけ

プレゼントといえども、品質に妥協することなく、その価値を最大限に引き立てることが、反応の向上につながります。

当社の一般的なクリック単価をご紹介いたしますので、ぜひご参考にしてください。通常は平屋が好まれる傾向にあり、積極的に活用していきたいと考えておりますが、実際には2階建てのイベント会場では一部のケースでギャップが生じることがあり、常にその利用が可能とは限りません。

 画像編集ソフトとしてはCanvaがおすすめです。有料版では多彩なテンプレートが利用でき、広告や投稿の制作がスムーズになります。また、お客様へのプレゼンテーションにも活用できるため、ぜひご検討いただければと思います。

広告画像のBefore After

・月の「7」を大きくし、日を小さくすることで逆に
・曜日をカラフルに表示する
・バランスを見て、タイトルの位置や大きさを変更
・余白のある写真を使用することでテキストを配置しやすく
・時間の表示をすっきりさせる
・プレゼントの表記を変更
・白い背景を採用
・テキストは白、青、赤が効果的です

これらの変更が、反応を1.5倍ほど向上させることができました。ぜひご参考にしてみてください。

※会場では実際に動画をまわして紹介をしました。参考にされたい方は、豊橋デザインラボのインスタグラムをご覧いただけたらと思います。

Instagramはこちら

映像ソフトのおすすめは、CapCutです。無料で利用でき、使い勝手も抜群です。

また、カメラについてはiPhone15 Proのアクションモードがおすすめです。手ぶれがほとんどなく、手ぶれ防止のスタビライザーが不要となるほど、高品質な映像が撮影できます。

広告スケジュールの事例

11月には、11日と12日に2日間にわたる見学会が開催されます。計画を立てる際は、まずはチラシから着手いたします。チラシのポスティングは、見学会の2週間前の金曜日から開始し、それに合わせながら、以上の表のようにInstagram広告を展開しています。

ポイントとして、お伝えした方もいらっしゃるかもしれませんが、大抵の場合、見学会の2週間前が最も効果的です。実際のテスト結果から言いますと、2週間前の金曜日からポスティングチラシを配布し、土日にはInstagramを通じて広告を見てもらい、最終的にはHPへ誘導するという流れが最も好結果を生んでいます。同じ配布期間でも、土日が2回ある方がより良い結果をもたらすことがあります。

リール投稿

基本的には、見学会が終了したら、次の見学会が控えている場合には、その見学会が終了した直後などで、次回の見学会が予定されていることを投稿していきます。

通常、3週間前には必ず投稿を行うようにし、冒頭で述べたようにピン止めを左上に配置することが基本です。

ストーリー投稿

3週間前から案内を始めることが一般的ですが、毎回行うと頻繁すぎるため、目安としては2日に1回程度で、ハイライトに誘導する形が、検討を経て最も適していると考えています。これが現時点でのベストな方法であると思いますが、1年後の状況については分かりません。

次の見学会は、今回の見学会が始まる前に既に決まっており、約半年のスパンでスケジュールが確定しています。この点が重要です。

毎月のスケジュールを決めていきますが、当然ながら都合が合わない月もあるため、その際は全体会議で営業担当者と協力して、集客や相談会、勉強会などを検討します。

私がこれまでにご相談いただいた県外の建築業者のほとんどが、やはり見学会や次回、その次、3回目、4回目といった具体的なスケジュールをまだ決めていない傾向があります。

実は、弊社も同様に、具体的な見学会のスケジュールが確定していない時期があるんです。約6ヶ月先までスケジュールを決定しようとしました。具体的な現場は、受注の段階で見せたい現場が分かるものであり、着工が始まれば、その6ヶ月後には会場として利用できるようになると考えています。

このようなスケジュールを決めていく作業は、やはり会社全体で進めるべきだと思います。SNSの担当者は大抵女性が多いですが、「どこの現場ですか?」といった質問はなかなか難しいものです。そのため、全員でスケジュールを決めてあげる必要があるでしょう。

また、ポスティング業者がポスティングを行ったとき、お客様がInstagramを見に来ることがあります。同様に、業者のポスティングがあった場合には、ホームページを見に来ることもあります。これら2つが組み合わさると考えられます。

紙媒体を見ても、それだけで来場するお客様はほとんどいないでしょう。一度はInstagramか、もしくはホームページで確認をすることが一般的です。その際に、ホームページやInstagramが充実していないと、効果が薄くなる可能性があります。

このスケジュール表には1つ大きなメリットがあり、これをチラシ屋さんにも見せています。このスケジュールが決まっていて、これが会場になっているから、作成を先に始めてもらえるようお願いしています。

この表は2日間の見学会に関するもので、人が集まりやすい土日が2回含まれた9日間の見学会では、インスタ広告は開催中ずっと流します。同時に、チラシのポスティングも9日より前に配り終えてもらいます。

重要なのは、スケジュールを管理し、いつ何が投稿されているのかを確認することです。これができないと分析が難しいため、しっかりと狙いを定めています。

ここの項目も柔軟に変更し、会社ごとに異なるかもしれません。例えば、地方新聞が行く場合は、地方新聞が取り上げるべきポイントなどがあります。

さらに、スタッフブログの告知なども組み込んでおけば、「いつまでに何をやらなければならないか」がわかり、全体が見えやすくなります。

以上で説明は終了です。今日は様々な取り組みについてお話しましたが、1つ1つしっかりと実行いただければと思います。ぜひ、今日お伝えさせていただいた内容を少しでも取り入れる余地があれば、是非取り入れていただければと思います。ありがとうございました。

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